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星野ロミAIイラスト擁護で炎上!サクラクレパス生成AIと漫画村元運営者の発言まとめ

話題

2025年12月、X(旧Twitter)のタイムラインが再び大きな議論で揺れています。
その中心にいるのは、かつて日本中を騒がせた漫画村元運営者である星野ロミと、誰もが知る老舗画材メーカーのサクラクレパスです。

「なぜ今、星野ロミが?」
「あのサクラクレパスがなぜ炎上?」

と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、今回の騒動は「クリエイターの敵」と見なされがちな人物が、企業の不祥事(生成AIの使用)を擁護したことで、反AI感情が爆発的に燃え上がったという複合的な炎上事件です。

この記事では、現在進行形で起きている星野ロミ氏のAIイラスト炎上と、その引き金となったサクラクレパスの騒動について、背景やネット上の反応をわかりやすく解説します。


星野ロミがAIイラスト使用に言及し炎上した理由

2025年12月11日頃から、星野ロミ氏がX上で生成AIを擁護する投稿を連発し、猛烈な批判を浴びています。
なぜこれほどまでに彼の発言が注目され、炎上してしまったのでしょうか。

「手描きは非効率」発言がクリエイターを刺激

炎上の最大の要因は、星野氏がクリエイターの「手作業」を軽視するかのような発言を行ったことにあります。

彼は生成AIを「効率化ツール」と定義し、プログラミング業界での生産性向上を例に挙げながら、以下のような主旨の主張を展開しました。

  • 「わざわざペンを握って描くのは非効率」
  • 「AIを使わないと、中国や韓国にコンテンツ産業で負ける」
  • 「イラスト系は反AIの声が大きすぎる」

この発言は、日々技術を磨き、時間をかけて作品を生み出しているイラストレーターや漫画家たちのプライドを深く傷つけました。「効率」だけで語れない「表現」の世界に対し、外部から効率論だけで石を投げた形となったのです。

「漫画村」の過去とAI学習の親和性

もう一つの、そしてより根深い理由は、星野ロミ氏が漫画村元運営者あるという点です。

クリエイターにとって、漫画村は「著作権を無視して利益を貪った」象徴的な存在です。一方、現在の生成AIもまた、「クリエイターの絵を無断で学習(スクレイピング)している」という点において、著作権侵害の疑いが強く持たれています。

反AI派の人々からすれば、「かつて漫画を盗んだ人物が、今はAIによる学習(データのタダ乗り)を推奨している」という構図に見えてしまいます。

  • 「泥棒が泥棒の道具を褒めている」
  • 「著作権意識の欠如が一貫している」

このように、過去の経歴と現在のAI擁護発言が「最悪の形」でリンクしてしまったことが、炎上を加速させました。


サクラクレパスの生成AI使用問題とは

星野ロミ氏が発言を強めるきっかけとなったのが、同時期に発生したサクラクレパスの炎上騒動です。
「描く喜び」を伝えるはずの画材メーカーで、一体何が起きたのでしょうか。

スペインのイベントで「AIポスター」が発覚

事の発端は、2025年12月上旬にスペインで開催された「Manga Barcelona」というイベントです。
ここで掲出されたサクラクレパスの販促ポスターに対し、現地参加者やネットユーザーから違和感を指摘する声が上がりました。

  • キャラクターの指が4本しかない
  • 持っている商品のデザインやロゴが実物と違う

これらは生成AI特有の典型的なミス(ハルシネーション)です。
「手描きの温かみ」を売りにする画材メーカーのポスターが、あろうことかAIで作られ、しかもチェック不足のまま世に出てしまったのです。

公式謝罪と「企業の矛盾」

指摘を受けたサクラクレパス側は調査を行い、12月11日に「グループ会社の販売子会社が生成AIで制作した事実を認め、公式に謝罪しました。

しかし、この謝罪がかえって議論を呼ぶことになります。

  • 「画材を売る会社が、画材を使わずに広告を作った」
  • 「プロのイラストレーターに依頼するコストをケチったのか」

企業としての「ブランド・アイデンティティ」と「実際の行動」の矛盾。これがファンやクリエイターに失望を与え、大きな批判へと繋がりました。


星野ロミとサクラクレパスの「最悪の相乗効果」

本来であれば、サクラクレパスの件は「企業の不注意による炎上」で終わる話でした。
しかし、ここに星野ロミ氏が介入したことで、事態はややこしくなります。

星野氏は、サクラクレパスの謝罪投稿を引用する形で、「AIを使っているのがバレたら謝罪に追い込まれるのはおかしい」「国益を損なう」といった擁護論を展開しました。

これにより、以下のような図式が完成してしまったのです。

  1. サクラクレパスがAIを使用して謝罪する。
  2. そのAI使用を、著作権侵害の前科がある星野ロミ氏が「正しい」と擁護する。
  3. 「サクラクレパスは、漫画村元運営者に支持されるようなことをしてしまった」というイメージが定着する。

反AI派にとっては、サクラクレパスの不祥事が「AIの悪」を証明する材料となり、星野氏の発言が「AI推進派の倫理観のなさ」を象徴するものとして捉えられました。
結果として、両方の炎上が互いに燃料を投下しあう状況になっています。


X(旧Twitter)での反応と議論の行方

2025年12月現在、X上ではこの2つの事件を巡って激しい議論が交わされています。
主な反応をまとめてみましょう。

反AI・クリエイター側の意見

やはり圧倒的に多いのは、怒りと失望の声です。

  • 「サクラクレパスの商品を愛用していたのにショック。自社製品への愛がないのか」
  • 「星野ロミが味方につく時点で、生成AIがいかに『あちら側』のツールかわかる」
  • 「効率化も大事だが、文化や権利を踏みにじっていい理由にはならない」

特に、星野氏が議論に入ってきたことで、「AI反対派=正義」「AI推進派=悪」という対立構造がより鮮明になってしまった印象を受けます。

AI推進・擁護側の意見

一方で、少数ながら冷静な意見や擁護の声もあります。

  • 「企業がコスト削減でAIを使うのは時代の流れ。謝罪する必要はないのでは」
  • 「星野ロミの言い方は極端だが、国際競争力の話は一理ある」
  • 「サクラクレパスはチェック体制が甘かっただけで、AI使用自体を悪とするのは行き過ぎ」

しかし、星野氏の挑発的な態度が災いし、まっとうなAI活用の議論さえも「反社会的」と見なされかねない空気が形成されています。


まとめ:技術と倫理の狭間で問われるもの

今回の騒動は、単なるネット炎上以上の重い課題を私たちに突きつけています。

  • 【星野ロミ AIイラスト 炎上】:
    過去に著作権問題を起こした人物がAIを擁護することで、AI技術自体のイメージダウンにつながっている現状。
  • 【サクラクレパスの矛盾】:
    自社のブランド価値(手描き)と、採用する技術(生成AI)の整合性が取れていない企業のリスク。

生成AIは確かに便利なツールであり、星野氏の言う通り「効率化」には寄与するでしょう。しかし、クリエイティブな分野においては、「誰が、どのような想いで作ったか」というプロセスや文脈こそが価値を持ちます。

サクラクレパスの事例は、「適材適所」を見誤った企業の教訓となり、星野氏の炎上は、AIを巡る議論がいかに感情的かつ倫理的な問題を孕んでいるかを浮き彫りにしました。

今後、企業や個人がAIとどう付き合っていくべきか。2025年の暮れに起きたこの騒動は、そのルール作りやモラルを考える大きな転換点になるかもしれません。

私たちの生活にAIが浸透していく中で、「効率」と「敬意」のバランスをどう取っていくのか、引き続き注目していく必要があります。

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