株をやるならテクニカル分析を学べ!

スポンサーリンク
証券
スポンサーリンク

前回は、世の中の多くの人が使っているファンダメンタル分析のデメリット、問題点を書きました。

今回は、投資手法のもう一方、テクニカル分析についてそのメリットを書いていきます。

よく、テクニカル分析というと「オカルト」だの「拝金主義」だのと言われることがありますが、そんなことはないです。この記事を読んで少しでもそのイメージを変えていただけたらと思います。

スポンサーリンク

テクニカル分析のメリット

みんなが知ってる

株式取引において、ファンダメンタル分析をメインに考えている人でも、「移動平均線」はご存知ですよね?移動平均線とはある一定期間の株価平均を線でつないだもので、テクニカル指標の代表的なものです。

私のような凡人でも知っているのですから、例えばゴール○マン・サックスやJ○モルガン・チェースに勤めている金融のプロまでみんな移動平均線は知ってると思います。

そして、この誰でもが知っているということが、テクニカル分析最大のメリットだと私は考えています。

誰でも知っているということは、みんながどうすれば株価が上がるか下がるかをわかっているということです。

例えば、移動平均線であればゴールデンクロス(株価が上がるシグナル)が出るとみんな株を買いに動きます、みんなが買いに動くと株価は上がります、株価が上がると次の買いシグナルが出ます、次のシグナルが出ると株価が上がります…という現象が起こります。

これは、みんなが移動平均線の仕組みを理解し、株を買いに動いた結果、株価が上がったということです。みんながテクニカル分析を知っているからこそ、株価が変動したと言えます。

売り時、買い時の判断がしやすい

ファンダメンタル分析は、企業業績をもとに株が上がるか下がるかを判断しますが、具体的に何円で買って、何円で売るかは判断できません。また、仮に業績が下方修正されたときも、どこまで下がるのかは予測しづらいです。

これは、ファンダメンタル分析が長期投資を前提にしているからです。

一方で、テクニカル分析はこの株価が500円になったら売り、300円になったら買いと明確に売買時期を判断できます。また、買シグナルがでた780円で買って、売りシグナルがでた983円で売るといった使い方もできます。

この、売買時期の判断がしやすいことの最大のメリットは、損切りをいつするかを具体的に判断できる点です。

ファンダメンタル分析でもテクニカル分析でも予想に反して株価が動くことは多々あります。しかし、ファンダメンタル分析では業績の下方修正がでるまでは、株価が下がればその株は割安となり買いのチャンスという解釈になり、売らないといけないときに買い増すという判断をしてしまいます。

テクニカル分析では、売り時が判断できますから早めに損切りを行うことができ、次の投資機会を伺うことができます。

自分にあった手法

テクニカル分析は、先程出た移動平均線以外にも多種多様な手法があります。最初は色々あってどれを使えばわからないということもありますが、裏を返せば自分にあった手法で取引ができるということです。

また、テクニカル分析の中にも今が旬な手法と以前は良く当たったが最近は当たらないがあります。テクニカル分析もその時々の時勢によって有効なものが変わる場合があるので、時流に乗った手法を採用することにより、より利益が出ることもあります。

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りとなります。

  • テクニカル分析はみんなが知っていることが最大のメリット
  • 売買時期の判断がしやすいため、適切に損切りできる
  • 手法が多様なため自分にあったものを見つけられる

私がテクニカル分析を真面目に勉強し始めたのは証券会社を辞めてからです。それまでは移動平均線くらいは知っていましたが、それすらもほぼ参考にはしていませんでした。

証券会社の営業は、いろいろな指標を用いて勧誘するのではなく、その商品のストーリーをお客に話し共感を得て買ってもらうという場合がほとんどです。昨今では「5G」が流行ってますね。少し前は「IoT」とか「ロボティクス」とかでした。

しかし、それでは決して儲からないのです。なぜなら、5Gを例に取れば、政府は確かに普及させようとしていますが、人々がそのメリットを享受し、関連銘柄の業績に反映するのはいつになるかわかりません。

そのような不確実性が高いものに自分の大切なお金を託すのではなく、自分の理論を持った取引ができたほうが仮に損をしたときも納得できますし、利益が出れば自信にもなると私は思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました