ヘルスケアセクターも崩れた、エネルギーセクターは持ちこたえるか

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先週のS&P500は170.83ポイント安と大幅下落しました。ジャクソンホール会議の結果が大きく影響したと思います。それを受けて、ヘルスケアとエネルギーのセクター別ETFを確認していきたいと思います。

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S&P500

S&P500は8/26のジャクソンホール会議においてFRB議長のパウエル氏が改めてインフレに対して強い姿勢を発言したことにより大きく下落しました。8/26のローソク足を見ると過去4日間を包む大きな陰線となっており、ベアマーケットラリーが終わったのではないかと思わせる状況となっています。

下値のメドとしては、6/16から8/16までの半値戻しと50MAが重なる4,000ポイント、それより下だと6/16と7/14を結んだトレンドラインあたりになりそうです。金曜日の出来高も増えている状況ですので、来週も下方向に注意が必要だと思います。

ヘルスケアセクター

ここ最近好調だったヘルスケアセクターが崩れたように感じます。画像はヘルスケアセクターETFの「XLV」になります。XLVは、S&P500と同じく6/16から上昇に転じ、8月中旬には200MAを一旦突破するも、相場全体の下落に合わせて200MAを下回りました。

8/26の大幅下落により、上向きだった50MAも大きく割り込みチャートの形としては悪くなりました。ディフェンシブ銘柄として上半期は話題となることが多々あったので、今後の動きは注意が必要だと思います。

エネルギーセクター

画像はエネルギーセクターETFの「XLE」です。6/8からチャートが崩れ、7/14には200MAを一時下回るも反転し、現在は50MAを上抜いて上昇トレンドに入っています。チャートしては、株価が50MA及び200MAよりも上にあり、50MAも下落から上昇に転換しつつあるため、上昇トレンドにあると判断できますが、WTI原油先物との乖離について少し気になります。

WTI原油先物は、アメリカの代表的な原油先物です。WTIは2021年12月から大きく上昇し始め、2022年3月には1バレル=130ドルをつけました。3月に高値をつけると一旦下落し、6月に1バレル=120ドルの高値をつけますが、3月高値を超えることなく下落トレンドとなっています。

注目したいのは、WTI原油先物は8/16に6月からの下落トレンドの安値を付けている一方で、XLEは同じ時点で底値から約17%も上昇しているところです。また、直近の動きを見ても、XLEは株価が50MAよりも上にある一方で、WTI原油先物は200MAよりも下にあるため動きが乖離しています。

エネルギーセクターについては、WTI原油先物と連動して動く場合もありますので、今後もWTI原油先物の動きが悪いと、XLEについても調整が入る可能性があります。エネルギーセクターは今年上半期に上昇の中心にあったセクターであるため、エネルギーセクターが崩れると相場全体に影響が出そうです。

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