信用取引口座は開くべきか

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株式
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株取引には現物と信用の2つがあります。現物取引とは、通常の取引のことを言い、自分の持っている資金内で株を買い、自分の持っている株を売るというものになります。

いっぽうで、信用取引とは、自分の持っている以上の資金を借りて株を買ったり、株を借りてきて売ったりするものになります。

結論として、信用取引口座は開くべきです。その利点と注意点を今日は書いていきます。

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下げ相場で利益を出せる

信用取引のポイントは、「空売り」をできることです。空売りとは、自分が持っていない株を借りてきて売り、後で買い戻すというものです。

原理については解説するとわかりにくくなるので省略しますが、重要なことは株価が下がると利益が出るというところです。

株というものは、いつも一本調子で上げ続けるわけではなく、上げたり下げたりを繰り返します。現物取引のみでは、株価が上がらないと利益が出せません。

いっぽうで信用取引口座を開設すれば、空売りをすることができますので、株価が下げている時でも利益を上げることができます。今回のコロナショックも上手く取引できれば利益を上げることが可能だったということです。

両建てができる

両建てとは同じ銘柄について、現物で株を買いつつ、信用で株を空売りするというものです。この両建てができることが、信用取引の一番のメリットだと考えています。

両建てをすると、株価が上がったときには現物は利益が出て信用は損失が出ます、株価が下がったときは現物は損失が出て、信用は利益が出ます。結局のところ、株価がどちらに動いても利益と損失が相殺され、損もしなければ儲かりもしません。(実際には、手数料等がかかるため若干損失が出ます。)

こんなことをして何の意味があるかというと、現物株を持っているが相場が下がりそうなときに空売りすることで、現物株を保有しているのに株を持っていない状況と同じにすることができます

この両建てが威力を発揮するのは、相場が下げ止まりしそうなときです。株価が下がり、底打ちをしたとしても、一本調子で上昇を続けることはあまりなく、ある程度上昇した後に再度下げるということが多くあります。

そういったときには、底値付近で現物株を買った場合は、反発が終わることに空売りすることで、底値付近で買った株を保有したまま、相場の下落に対応することができます。

注意すること

信用取引で注意することは、信用買いで株を買いすぎないことと、空売りで自分の考えと逆に動いたらすぐに損切りすることです。

信用取引は自分の資金以上の株を買うことができます。小さい元手で大きな取引をすると良いときは大きく利益が出ますが、逆の場合は損失が大きくなります。特に、買った株が下がってきたのでナンピン買いをし始めると損失がどんどん大きくなるため、信用取引の買いで自己資金以上に株を買いすぎることは注意すべきです。

空売りについては、株価の上昇は青天井であることを肝に銘じて置かなければなりません。株価は、企業が成長すればどこまでも上がります。空売りは、株価が下がったときに利益が出ますので、株価が上がったときの損失は企業が成長し続ける限り青天井になります。ですから、空売りをするときには、必ず自分の考えと逆に株価が上昇し始めたら損切りをしなければなりません。

まとめ

信用取引は、空売りや両建てと言った株取引には必須となる手法を行うことができますが、いっぽうでとても怖い一面も持ち合わせています。

また、信用取引口座を開く際には各証券会社で開設基準(資金が一定以上持っている人しか開設できないなど)を設定しています。資金量が少なかったり、基準に適合しない場合は開くことができません。

いろいろなハードルがありますが、株取引には経験や慣れと言ったものが必要な場面もありますので、信用取引口座を開設できる方は、なるべく早く開設し空売りに慣れていったほうが、長い目で見てプラスになると思います。

【DMM 株】口座開設

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