先日、ネットニュースでもネット証券で口座を開く人が増えているという記事を見ました。
今回は、私がおすすめする株式投資に関連する本を紹介します。初心者向けというよりは、ある程度取引をしている人向けになりますが、一読する価値はあります。
うねり取り入門 株のプロへの最短コース著:林 輝太郎
この本は1998年に発売された古い本ですが、今読んでもためになることが書かれています。
うねり取りとは、株の成長性を見込んで投資をするということではなく、株価の上げ下げによって利益を出すというものです。
そして、株式の上げ下げを正確につかむために、銘柄は大型株を選ぶこと、銘柄数は絞ること、毎日の終値を図にまとめることが書かれています。
理由としては、小型株であると株価が大きく動く反面、予想外の動きをしやすくなる、銘柄数を絞ることによって「この株はこれぐらいの値幅で動いている」といった感覚が身につきやすい、毎日の終値を図にすることによって買いや売りのタイミングがわかるようになるといったことが挙げられています。
私自身、ズボラなので終値を図にするということはできていないのですが、投資対象を大型株に絞ることと、銘柄数をあまり増やさずに監視することは続けています。
難点として、やはり古い本なので、登場してくる銘柄や話に共感しにくい点があります。しかし、内容はとても参考になるため一読することをおすすめします。
先物市場のテクニカル分析著:ジョン J.マーフィー
これは、株取引をしている人であれば有名だと思いますが、迷っているなら買ったほうが良いです。
書かれていることはテクニカル分析の基礎的なことです。例えば、前の安値より価格が下落しなければ上昇しているといったことが書かれています。これだけをみると「そりゃそうだろ」と思いますが、何事も当たり前のことを整理して次の理論につなげていくことが大切です。
私は、この本を読んでエリオット理論やダウ理論といった手法を知りました。エリオット理論とは株価は必ず波になっており、その波は5波の上昇する波と3波の下落する波で構成されているというものです。
はっきり言ってたまにこじつけだなと思うこともありますが、株式チャートをみるときの指標になりますので、この本は読んだほうがいいと思います。
デメリットとしては、本の価格が高いことです。私も買うまではどうしようかなと思いましたが、勉強になったなと感じましたし、辞典のように何かあったら振り返ることができるので一冊は持っておいたほうが良いです。
株は技術だ!倍々で勝ち続ける究極のチャート授業著:相場師朗
この本は、移動平均線をもとに個別銘柄を分析し、どのタイミングで売買すればいいかということが書かれています。
著者の名前は、出てくるチャートの名称からなんとなく「信頼できるの?」と感じる方もいると思いますが、内容はとても参考になります。
私の勝手なイメージとしては、すでに紹介している林輝太郎さんのうねり取りをよりわかりやすく解説しているという感じです。
林輝太郎さんの本で少しむずかしい、売買のタイミングがつかみにくいと感じた方はこちらの本を読んでみることをおすすめします。また、同じ著者の「一生モノの株のトリセツ」では取引向いている銘柄も紹介しているため、銘柄選びに悩んだらそちらも一読することをおすすめします。
まとめ
昨今の貯蓄から投資へといった流れの中で、長期積立投資の本がよく売れているようです。私も長期積立投資については、メリットが多く反対する理由は見つかりません。
いっぽうで株を始めたら、自分で色々と取引してみたいという人もいらっしゃいます。そういった方は、今回紹介させていただいた本を読んで頂くと良いと思います。
もちろん、本を読んだからといってすぐに儲かるわけでなく、試行錯誤は必要となりますのでお気をつけください。
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